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犬は腎臓病になりやすい?腎不全など腎臓病の症状と原因

腎臓病にかかった犬

「近頃、愛犬のおしっこの回数が増えたなぁ・・・」と感じている方はいませんか?もしかするとそれは、犬の腎臓が悪くなっているサインかもしれません。

腎臓は一部の機能が低下した場合、その分を他の部分で補う性質があるため、目立った症状が表れづらいとされています。そのため、飼い主が発症に気付いたときには症状が進行していることが多い上、失われた腎臓の機能は元に戻ることはありません。

今回は、なりやすく完治させることが難しい犬の腎臓病について、その主な症状と原因をご紹介します。

犬の腎不全の症状と原因

具合の悪い犬

腎不全は、慢性腎不全急性腎不全に分けられます。慢性腎不全は時間が経つにつれ徐々に症状が悪化し、急性腎不全は突然症状が起こる、という違いがあります。

慢性腎不全

腎臓機能が4分の3以上低下すると、慢性腎不全という診断が下されます。慢性腎不全は多くの老犬がかかるといわれている、犬がかかりやすい代表的な病気の1つです。

初期症状はほとんどありませんが、症状が進行すると水を飲む回数や排尿の回数・量が増えます。さらに腎臓の機能が低下すると、食欲不振嘔吐などの症状が出始め、それにより体重が減少する、元気がなくなるなどの変化が表れます。最終的には昏睡けいれんなどの症状が見られることもあります。

慢性腎不全の主な原因は、腎炎などの腎臓病により、腎機能が低下することです。急性腎不全の発症後に、慢性腎不全となる場合もあります。

急性腎不全

慢性腎不全が数ヶ月や数年かけて徐々に症状が進むことに対し、急性腎不全は前触れなく突然症状が表れ、急激に症状が悪化します。急性腎不全の症状は、慢性腎不全の場合と同じです。突然ぐったりしたり、意識の低下が見られたり、排尿がなくなったりします。

急性腎不全の原因は、大きく分けて3つです。

1つ目は腎臓そのものに異常が生じるケースです。ぶどうやユリ科の植物など、犬にとって毒となる植物や抗生物質・抗がん剤・造影剤などの薬物による中毒、腎炎や腎結石などの他の腎臓病の影響などで腎臓の機能が低下し、急性腎不全が引き起こされます。

2つ目の原因は、腎臓に流れ込む血液の量が少なくなることです。心疾患や脱水、大量出血などにより血圧が乱れ、腎臓へ送られる血液が不足してしまい、腎臓の機能が低下し急性腎不全となります。

3つ目は、膀胱や尿道などの尿路に問題がある場合です。尿結石や腫瘍などで尿路が閉塞したり、事故などの外傷により尿路が損傷したりすることにより、うまく排尿ができなくなり急性腎不全の症状が引き起こされます。

犬の腎炎の症状と原因

腎炎(糸球体腎炎)とは、腎臓内の血液をろ過する役割を担う糸球体が炎症を起こした状態のことです。主な症状としては、やはり排尿の異常が挙げられます。排尿の回数・量が増えたり、逆に減ったりと、その症状は場合により異なります。その他の症状は、むくみが出る、嘔吐する、脱水を起こすなどです。その結果、元気がなくなる、体重が落ちるなどの変化も表れます。

腎炎の原因は、はっきりと分かっていません。一説には、細菌感染などによる免疫反応が関連しているといわれています。また、腎炎が発症する犬種に偏りがあるため、遺伝的な要因もあるとされています。

腎炎にかかりやすいといわれている犬種はドーベルマン、ゴールデンレトリバー、サモエド、ミニチュアシュナウザー、ミニチュアダックスフント(ロングヘアー)などです。性別による発症率の差はありませんが、6~7歳頃が一番発症しやすいというデータが出ています。 。

犬の腎結石の症状と原因

腎結石(尿路結石)とは、腎臓と尿管の接続部である腎盂(じんう)と呼ばれる部位に結石が発生した状態のことです。腎盂に発生した結石が小さい場合、目立った症状は出ないため気が付かないことが多々あります。大きい結石が発生した場合は、排尿がなくなるなどの急性腎不全に似た症状が出ます。

腎臓内に発生する結石は、元々尿の中に含まれている成分で構成されています。そのため、水を飲む量が減ったり、排尿回数が少なくなったりすることが原因で尿が濃くなり、結石が発生しやすくなります。また、尿路感染症にかかると、同様に結石が発生しやすくなるため、要注意です。他にも、カルシウム・マグネシウム・リン酸などが過剰に含まれたミネラルバランスの悪い食事が、結石発生の原因となることもあります。

おわりに

腎不全をはじめとした、犬がかかりやすい主な腎臓病の症状と原因についてご紹介しました。腎臓病は犬の3大死因の1つといわれています。可愛い愛犬の健康を守るため正しい知識を身に付け、腎臓病にかからないよう注意しましょう。


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