いぬねこトーク「噛みつきは赤信号」

愛犬からのSOS、問題行動「噛みつき」を叱らないで

一緒に笑顔になろう

問題行動「噛みつき」は愛犬からのSOS

犬も猫も問題行動のとても困るものとして噛みつきがあります。

噛まれたらとても痛いし、また噛まれるかもしれないと怖くなることもあると思います。でも、噛まれた人よりも噛んだ犬や猫のほうが本当はとっても苦しくて深刻なSOSを発しているのです。

犬も猫もとても穏やかで優しい生き物です。また、人の様子をよく観察しています。そして、その場その場にあった行動を考えて行動できるとても賢い生き物でもあります。

まだ幼いときに親や兄弟との遊びのなかで噛みつきの加減を覚えていくと言われています。

しかし、今の日本の現状は親兄弟からすぐに離されて、市場に出回るケース、捨てられて一人でいるケースなど親兄弟から噛みつきの加減を教われないことがとても多くなっています。それだけではなく、脳の発達にとても重要な時期に過酷な環境にさらされたり、一人でケースの中にいれられ展示されていたりします。本来であれば、幼いときに安全な環境でのびのびと自然の中でお散歩したり、風を感じたり、暖かい布団でお昼寝したりしながら脳や心を発達させていきます。「安全な」ところで「自分のペースでのんびり」とよい刺激を吸収してこれから生きていくベースとなるものを育てていくのです。

しかし、それが十分にできない場合がとても多いというのが現状です。

そのようなバックボーンがあるということを十分に認識しながら、大切にストレスがかからないように気を付けながらケアをしてあげると犬猫本来の良い部分が発揮されます。犬猫の習性を大切にし、気持ちを共有して、毎日ご機嫌に暮らせるように飼い主さんが努めると何の問題もなく過ごせるということです。

でも、これって一緒に心地よく暮らすことの大前提のような気がします。文字にするととても堅苦しくて難しく感じるかもしれませんが、実はとても簡単なことです。

幼いときに噛みの加減を学んでいなくても、一緒に暮らしている犬猫はよく人間の表情や動きを見ています。そしてホルモンなどの私たちが分からないようなにおいまで分かるので気持ちや体調まで分かっています。「困ったな」「悲しいな」「痛い」というのはよくわかり、噛みの加減は表情や声や動きですぐわかってしまいます。

「痛い!!」と大きな声をだしてジェスチャーでしなくても、
「あ、それちょっと痛いよ」と困った顔をするだけで分かってくれます。

「あ、これ痛いのね。ごめんね」とすぐにやめてくれます。
通常の状態でケガをするような噛みつきはないのです。

では、なぜ犬や猫がケガをするまで噛むことがあるのでしょうか?

それは私たち人間が犬や猫が噛んでしまうまでストレスいっぱいの深刻な状況にしてしまっていることが原因です。ストレスがあふれ出して、すごく興奮してしまったり、周りの状況が分からないほど混乱してしまったりすることで噛んでしまいます。 また噛むまでに「それやめて」という合図を送ります。顔を背けたり、のけぞったり、横を向いたり、舌をペロペロしたりして、その行動をやめてくださいということを訴えています。しかし、人間側がそれをわからずに嫌なことをし続けると唸ったりし始めます。唸るということは最初の「やめて」の合図よりももっと強いお願いになります。それでも無視して嫌なことを続けて、逃げられない状況のときに噛んでしまうのです。

噛まれたほうも痛いですが、噛んだほうも噛んでしまったことにショックを受けています。

愛犬ヴェントゥス君の噛み癖が直るまで

ヴェントゥスくんは私が誤った接し方やトレーニングをしていたせいで、噛みつきがひどく、私はいつも噛まれていました。首を噛まれたり、腕を噛まれたりしていつも怪我をして包帯を巻いていました。ヴェントゥスくんは噛んだあとにはとてもしょんぼりして、傷ついているように見えました。きっと泣いていたのでしょう。

でも、嫌なことをしたのは私だし、追いつめたのも私です。 ヴェントゥス君は接し方を変えて、嫌なことをしないように気を付けたら噛むことはなくなりました。

噛み癖で悩んでいる方がいたらぜひ、接し方や環境など見直してきてください。愛犬はとても困っています。噛みつきは愛犬がレッド信号を出しているサインです。

噛みつきがひどかったときの表情。ストレスがいっぱいでドンヨリしています

▲噛みつきがひどかったときの表情。ストレスがいっぱいでドンヨリしています。

このときは手を4針縫いました

▲このときは手を4針縫いました

今では噛みもなくなり、こんなにかわいい表情にごきげんの様子

▲今では噛みもなくなり、こんなにかわいい表情に

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アニマルケアサービスMakani・福井Family

協力:
アニマルケアサービスMakani
代表/福井日花里
資格/愛玩動物飼養管理士1級、愛玩動物救命士、PONOPONOインストラクター
http://acmakani.jimdo.com/

犬の習性や気持ちを理解し尊重する犬育てのアドバイスをしています。

[Fukui family]
ヴェントゥス くん(アメリカン・コッカー・スパニエル)
コン くん(柴MIX犬)
フウ くん(白茶猫)
楓 くん(白黒猫)
息吹ちゃん(グレートビ猫)

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