いぬねこトーク

海外への移動について調べてみた

よもやま課

毎度おなじみ寄り道的コラム「よもやま課」です。前回のコラムでは国内での「公共交通機関での移動について」調べました。それを調べていたら、「では、海外へワンちゃんやネコちゃんを連れていきたいときは?」というギモンが出てきました。もちろん、調べてみましたよ。今回は、「海外への移動について」です。

まずは「動物検疫所」で検疫!

国内での移動と違って、いきなり空港の搭乗カウンターに行っても受け付けてはもらえません。犬・猫を外国に連れていく(連れ帰ってくる)場合は、「輸出検疫(輸入検疫)」を受けなければならないのです。短期の旅行の場合も同様で、旅行前に出国の準備と帰国の準備をあわせておこなっておく必要があります。それはどこで行うかというと、「農林水産省・動物検疫所」です。動物検疫所は、空港にある場合もあるので、最寄りの動物検疫所を調べてみてください。

動物検疫所での手続きについて

出国の手続きは、「日本を出る」手続きと、「行く先の国に入る」手続きをどちらもクリアしなければいけません。行く先の国に入る条件は、国によって条件が違ってきます。よって、行く先の国の大使館などで、事前に条件を確認してください。

◇日本を出国する条件(犬・猫)
(1)マイクロチップを装着する。
(2)狂犬病の予防注射(*A)を済ませておく。
(3)採血および狂犬病の抗体価測定(*B)。検査結果は採血日から2年間有効。
(4)出発の7日前(*C)までに輸出検査を受ける動物検疫所に事前連絡をする。
(5)動物検疫所では、(1)~(3)について記載された「証明書(*D)」が必要になる。「輸出検査申請書(犬または猫)」を添えて申請する。
(6)動物検疫所発行の「輸出検疫証明書」を取得する。

*A:マイクロチップ装着後に狂犬病の予防注射を接種。また、マイクロチップ装着後に「2回以上」の接種が必要。2回目以降の注射は、前回接種日から30日以上~1年以内に接種。
*B:2回目の狂犬病予防注射後に動物病院で採血し、指定の検査施設で検査を実施。
*C:相手国の条件によってはさらに前倒して事前連絡をしなければならない場合がある。
*D:開業獣医師および検査施設発行の証明書。

◇日本への入国手続き(犬・猫)
◎日本到着の40日前までに到着空港管轄の動物検疫所に届け出る。
◎滞在国(旅行先)で出発前に狂犬病の罹患の有無について旅行先の政府機関発行の「健康証明書」を取得する。
◎日本に到着後、動物検疫所にて「輸入検査申請書」と、旅行先の政府機関発行「健康証明書」と、出国時に日本で取得した「輸出検疫証明書」を確認。

※書類や処置内容に不備がある場合、日本到着後に最長180日間の係留検査が必要になります。
※申請書類に必要な検査等は、個人負担になります。動物検疫所での検疫には費用はかかりません。


WEBサイト掲載情報より(2016年7月28日調べ)。詳細は「動物検疫所」で検索し、「農林水産省:動物検疫所」のWEBサイトでも確認してください。

ペットと海外へ行くときは

空港での搭乗前手続きについて

動物検疫所での事前の準備が完了したら、次は、各航空会社での手続きになります。日本の航空会社での手続きについて調べました。 前回のコラム「公共交通機関での移動について」でも紹介したように、航空会社では、航空機での移動という慣れない環境でのペットの体調についての注意喚起をしていますので、ペットの健康状態もみながらご家族皆さんで相談してください。

【JAL(日本航空) 国際線】
◇料金:1ケージ毎25,000円~40,000円(行く先による)
◇必要書類:同意書(WEBサイト上にある書類をダウンロードし事前に用意。同意サインが必要)、輸出検疫証明書
◇事前準備:事前予約が必要、その際にケージの大きさ(縦・横・高さ)、ケージ+ペットの重量、ペットの年齢を申し出る。予約申し込みは一旦預かりとなり、後日回答がある。
◇当日の流れ:
搭乗出発時刻の120分前までに、必要書類を用意し受付カウンターへ。
ペットは貨物室に乗せられる。貨物室には空調はあるが、飛行機までの移動に外気温の影響を受ける。
到着空港で、手荷物受取エリアで受け取る。到着空港の検疫所で、ペットの入国手続きを行う。
◇預かり中止犬種:フレンチ・ブルドッグ、ブルドッグ
◇その他:給水器(水漏れしないノズル付)をペットゲージに設置可能。カウンターで預けた後は、乗り継ぎ地点を含め、水・餌の補給はできない。

【ANA(全日空) 国際線】
◇料金:1ケージ毎25,000円~40,000円(行く先による/出発国の通貨で支払い)
◇必要書類:同意書(WEBサイト上にある書類をダウンロードし事前に用意。同意サインが必要)、輸出検疫証明書
◇大きさ:ケージの大きさ(縦・横・高さ)の合計が292cm(115インチ)以内、もしくはケージ+ペットの重さが45kg(99ポンド)以内
◇事前準備:飛行機1機につき3ケージ迄の受付制限がありますので事前に確認を。
◇当日の流れ:
必要書類を用意し受付カウンターへ。
ペットは貨物室に乗せられる。貨物室には空調はあるが、飛行機までの移動に外気温の影響を受ける。
到着空港で、手荷物受取エリアで受け取る。到着空港の検疫所で、ペットの入国手続きを行う。
◇預かり中止犬種(毎年6月1日~9月30日の夏季):ブルドッグ(ブルドッグ、フレンチ・ブルドッグ)、ボクサー、シーズー、テリア(ボストン・テリア、ブル・テリア)、スパニエル(キングチャールズ・スパニエル、チベタン・スパニエル)、ブリュッセル・グリフォン、チャウチャウ、パグ、チン、ペキニーズ
◇その他:
給水器(水漏れしないノズル付)・漏れの心配のない給餌器はペットケージに設置可能。カウンターで預けた後は、乗り継ぎ地点を含め、水・餌の補給はできない。

※WEBサイト掲載情報より(2016年7月28日調べ)

まとめ

海外へ移動する場合を調べてみると、普段は聞き慣れない「輸出・輸入」「検疫」という言葉がでてきて、そして諸手続きには、予防接種や検査などの手間とともに、かなりの日数が必要になりカンタンではありません。例えば、海外への転勤など、どうしてもワンちゃんネコちゃんを連れていかなければいけない状況になった時などは、早めに準備をはじめたほうがよさそうですね。


いぬねこマガジン編集部アオシバ

いぬねこマガジン編集部 アオシバ
ワンコをこよなく愛する編集担当。街なかでワンコを見かけると自然と吸い寄せられていく!そして、たいがいのワンコには好かれる(と思いこんでいる)。いぬねこマガジンに係わるうちにネコ愛も少し増してきた今日この頃。


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