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東京都荒川区の猫専用のペットホテル「キャッツカートン」【3】

ねこ経済新聞出張版

猫のために充実した環境や設備が整えられた専用ホテルのキャッツカートンさん。これまで2回に分けてその概要や、開業に至るまでの経緯についてご紹介してきました。シリーズ3回目の今回は、今年7月のオープン後に利用された飼い主さんの感想や、実際に経営されてみての手応えなどについて、引き続きオーナーの加藤さんご夫妻にお聞きしてみましょう。

くつろぐ猫

加藤:オープン前はやはり近所で猫と暮らしている飼い主さんの利用がメインかなと思っていたのですが、予想外に遠くから猫ちゃんを連れてお越しくださる方が多くて驚いています。都内のほかに神奈川や千葉、埼玉などからいらっしゃる方もいて、半数以上がそういった遠方からのご利用となっており、新規開業の初年度としては「やはり需要はあるんだな」という上々の感触です。お盆やシルバーウィークなどの連休は9室ある猫ちゃんのお部屋が満室になり、これから迎える年末年始も既に多くのご予約を頂いています。

 利用された飼い主さんの感想などはいかがですか。

加藤:おかげさまで皆さん非常に喜ばれ、満足してくださる方が多いです。宣伝などにはなかなか手が回っていないのですが、それでも早くもリピーターになってくれたお客様もいますし、知り合いからのクチコミやインターネットで調べたという方から問い合わせを頂くこともよくあります。

 1頭だけでなく複数頭を預ける飼い主さんも多いのでしょうか。

加藤:今のところは最大で3頭と暮らしている飼い主さんがいらっしゃったくらいで、基本的には1頭でのご利用が多くなっています。その子を溺愛されているご夫婦やご家族の方が、出かける際にその子のことが心配で仕方ないと言うことで、遠方から預けに来て下さるという感じですね。それと1歳前後の子猫ちゃんを預かることも想定より多かったと思います。初めてペットホテルを利用したという声も多いのですが、やはりそれなりに年齢を重ねている猫ちゃんは何度か別のペットホテルを利用されていて、慣れているところがいいという飼い主さんの判断の結果なのかもしれません。

猫の写真

 預かってお部屋で過ごす猫ちゃんたちの様子はどうでしょう。

加藤:やっぱりそれぞれ個性が出ますね。人懐っこくてすぐ私たちにも慣れ、スリスリと体をこすりつけてくれる子もいれば、ずっとシャーシャー言ってなかなか近寄らせてくれない子もいます。飼い主さんから離れてしまって箱の中でしょぼくれていても、よくあるパターンとしては2日目のお昼くらいから徐々に顔を出すようになり、3日くらい泊まっていると大体環境にも順応してくれます。1週間も預かっていると、キャットタワーのあるプレイルームで元気に走り回り、好き勝手に自分の家のように過ごす子も多いですよ。それで飼い主さんが帰ってくると「何しに来たの?私はもう少しここにいてもいいけど」というような顔をしたり、あるいは顔を見るとさっと隠れてしまったりするんです。そんな時はちょっと気まずくて申し訳ない気分にもなりますね(笑)

 ちょっと拗ねているんでしょうね。そんな姿もまたかわいいですね。ではお世話をしていて苦労されたりすることはありますか。

加藤:大したことではないのですが、意外とごはんを上手に食べられない子が多いです。ポロポロとこぼしてしまったり、口に入らなくて途中であきらめてしまったり。フードを手にのせて出してあげてようやく食べてくれる子もいます。逆にトイレの粗相については、常に清潔を心掛けてお掃除をしているのでどの猫ちゃんも上手にしてくれ、失敗する子はほとんどいません。それと面白いなと思ったのが、プレイルームで遊んでいた子が自分の部屋に戻る時に、似たような部屋がいくつか並んでいるのにも関わらず、ちゃんと迷わずにまっすぐ帰れるんですね。きっとにおいなどでしっかり覚えているのかもしれません。

 なるほど、やっぱり彼らはかしこいのですね。そんな猫たちを預かる際、特に心掛けていることを教えてください。

加藤:猫ちゃんを預かる際には、ご面倒でも飼い主さんに一度見学やお打ち合わせに来て頂き、時間をかけて猫ちゃんの性格や注意事項などをお聞きして、それぞれのカルテや食事のメニュー表などを作成するようにしています。それに沿ったお世話をしているので、飼い主さんにも安心してもらえているのではないかと思います。

 利用者からの要望や、今後改善していきたい点などはありますか。

加藤:猫ちゃんたちに過ごしてもらうお部屋については、今も少しずつ手を加えて改良しています。具体的には猫用のドアを通じて2部屋を行き来できるコネクティングルームを増やしたり、直接プレイルームとつながっている部屋を設けたり。それから窓を増やしてより光を採り入れられるようにしたり、猫ちゃんが遊べるステップを増やしてあげたりですね。そういったお部屋の方が楽しそうだと言ってくださる飼い主さんも多いので。

キャッツカートンでくつろぐ猫

さて、次回はそんな加藤さんご夫妻と一緒に暮らしている愛猫について、そしてキャッツカートンのこれからについてお話を伺いたいと思います。


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