いぬねこトークのアイコン いぬねこトーク「神保町にゃんこ堂」

東京・神保町にある猫本専門書店「神保町にゃんこ堂」【3】

ねこ経済新聞出張版

猫が好きな方ならついつい足を運びたくなり、しかも長居してしまうお店「神保町にゃんこ堂」。さまざまなジャンルの猫本を取り揃え、最近では猫雑貨の販売や店内でのミニイベントなども実施されています。

そんなにゃんこ堂による書籍が出版されたのが今年の3月。「猫本専門 神保町にゃんこ堂のニャンダフルな猫の本100選」(宝島社)というタイトルで、もちろんにゃんこ堂の店内でも販売されています。

「写真集編」「エッセイ編」「小説編」「イラスト集編」「ノンフィクション編」といったようにジャンルごとに分けて100冊の猫本をピックアップし、内容やおすすめポイントを紹介しているほか、表紙や挿絵を担当したくまくら珠美さんによる描き下ろしにゃんコマ(四コマ)漫画、猫好きな作家として知られる町田康さんのあとがきエッセイなども。ちなみに前回の記事でご紹介した猫のリクオ店長もナビゲート役として活躍しています。

引き続きアネカワユウコさん(以下、アネカワ)に、こちらの書籍について、あるいはにゃんこ堂の運営やこれからについてなど、お話を伺ってみました。

猫本専門 神保町にゃんこ堂のニャンダフルな猫の本100選

にゃんこ堂の運営やこれから

アネカワ:「ニャンダフルな猫の本100選」は宝島社さんからお声掛けを頂いて出版することになったのですが、表紙だけでなく本の中身も写真や文章抜き出しという形で紹介したかったので、100冊分の掲載許可を取ることが大変でした。手間を惜しまなかった分、作っているこちら側も想像以上の1冊に仕上がったので、大変嬉しかったです。

 書籍で紹介している、あるいはお店で取り扱う猫本の選書については、どのような点を特に意識して選んでいるのですか。

アネカワ:内容の面白さや充実度はもちろんですが、本自体の表紙がいいか悪いかも重要なポイントとして選んでいます。写真やイラストにしても、タイトルの文字にしても、表紙に手を抜いていない本は中身も丁寧に作られていて、魅力的なことが多いんですよ。表紙にインパクトがあればお客様に手に取ってもらえる可能性も高まりますし。

 最近の猫本のトレンドや傾向について教えてください。

アネカワ:猫の本が増えていることはもちろんですが、その中でも特に名言や格言といったものと猫写真の組み合わせが増えましたし、人気もありますよね。有名人や偉人の言葉はもちろん、哲学や思想などと絡めたものも登場しています。そういった世界は、従来は一般の方からするとやはりどうしても入りづらかったのですが、猫と組み合わせることですごく身近な存在になっていると思います。距離を近づけるという点で、猫が貢献しているのかもしれません。

 OLとしてお仕事もされながらたくさんの猫本に目を通すのは大変ではないですか。

アネカワ:私、元々読書が好きですごく読むのが早いんですよ。以前から読書量も多かったですし、好きな猫のことについて書かれた本を読むのは全く苦になりません。これって本屋の娘っぽいですよね(笑)

 お店に並んでいる本のポップなどもアネカワさんが手書きで書かれていますね。

アネカワ:はい。店頭のポップがついている猫本は、私が特におすすめの本だと思ってもらえれば。

猫本

 さまざまなメディアにも取り上げられて、特に猫好きな方にとってはすっかり有名なお店になりましたが、運営についてはどんなところにやりがいや難しさを感じていますか。

アネカワ:姉川書店として「やったことがないこと」を、思いつくがままとにかく何でも試している状況なので、常に新鮮で、常にあたふたしています。正直こんなにあちこちで取り上げて頂けるとは思っていなかったのですが、これはお店が本の街である神保町にあるという利点も大きかったと思っています。お客様はもちろん、出版社の方もよく足を運んで下さいますし、店内イベントの提案のお話も持って来て下さるのですが、それもお店が近いから来やすいという理由もあるのではないかと(笑)

 これからにゃんこ堂が目指していく方向性や、今後やってみたいことなどはありますか。

アネカワ:お店の規模を拡大したいとか、別事業の展開に手を伸ばしたいとか、そういった思いは一切ありません。私の両親である店主夫婦が今はすごく楽しみながらお店をやれているので、その楽しさをただ追求していければいいのかなと。にゃんこ堂のある姉川書店は決して大きな本屋ではありませんが、あの小さな広さが我々の手の届くMAXの範囲なんだと思います。

トートバック 最後に読者の方へメッセージをお願いします。

アネカワ:神保町はうちのお店以外でも楽しめるスポットがたくさんありますし、ちょうど今の時期は恒例の「神田古本まつり」も開催されています。にゃんこ堂も含めて、ぜひ神保町という街を楽しむつもりで足を運んで頂ければ嬉しいです。

トートバック

今回で56回目となる「神田古本まつり」は11月1日まで開催中です。また、にゃんこ堂ではオリジナルブックカバーのデザインも手掛けたくまくら珠美さんによる「猫画展」も11月7日まで開かれていますので、この機会にぜひ足を運んでみては。


ねこ経済新聞

ねこ経済新聞
http://nekokeizai.com/

2011年創刊。新聞と名前がついていますが、現時点ではインターネット上のみで運営。ウェブサイトやツイッター、facebookなどを通じて、猫に関するさまざまな地域ニュースなどを日々発信しています。


肉球 関連リンク

肉球 ねこ経済新聞「出張版」関連記事

肉球 ねこ経済新聞「出張版」バックナンバー

メルマガ登録バナー
わんにゃん写真検索
オーナー検索


ページトップ