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猫の漫画やイラスト、グッズで幅広く活躍中の「猫絵描き屋」くまくら珠美さん【3】

ねこ経済新聞出張版

ゴールデンウィーク中もあちこちで猫イベントが開催されていましたが、皆さんは足を運んだりされましたでしょうか。束の間のリフレッシュを終えて慌ただしい日常に戻ることを考えると、毎日がゴールデンウィークとも言える猫たちが少しうらやましくなりますね。

さて、猫絵描き屋のくまくら珠美さんをご紹介するシリーズの3回目。今回はくまくらさんと一緒に暮らしてきた愛猫たちについて触れてみたいと思います。シリーズ第1回目となる前々回の記事では、くまくらさんの漫画「猫又指南」に登場するキャラクターのモデルになった子たちがいたことをお聞きしました。その後、アメリカの西海岸へ留学していた時期は猫とは暮らしていなかったものの、いったん帰国し、今度はニューヨークへ。そこで出会ったのはチビ、太朗、キンバ、そして雪男(ユキオ)という猫たちでした。

前を見つめる猫

くまくら:初めはチビ、太朗、キンバの3頭と暮らしていましたが、キンバが亡くなってから引き取った新入り猫の雪男はとても大きな体をしていて、体重が8キロもありました。耳が聞こえない代わりに私の手話が分かるというユニークで面白い一面があって、例えば私が手でご飯を食べる仕草をするとこちらへ駆け寄ってくるんですね。

かしこい子ですね。アメリカで出会った猫たちは名前からするとみんな男の子ですか。

くまくら:はい。渡米する前に一緒に暮らしていたアニスやチャービルという猫たちはいずれも女の子で、アメリカでは一転して男の子の猫たちと生活を共にしました。女の子の猫はすごくインディペンデントで好奇心旺盛、甘えてもくるけど自立心があります。男の子の猫は本当にデレデレで甘えん坊な一面があって、それはそれで面白いしかわいいなと思いました。

見つめる猫

その後、彼らを連れて日本へ帰国されたのでしょうか。

くまくら:実はアメリカから猫たちを連れて日本へ帰る際、検疫の手続きなどで7~8カ月も準備の期間が必要でした。それでその間に太朗が病気で亡くなってしまって、雪男も鼻腺癌という鼻腔に腫瘍が出来る病気になってしまいました。その状態で連れて帰れるのかという不安があったのですが、置いていくわけにもいかない。結局雪男だけひと足先に日本の実家へ連れて帰り、そこで1カ月半ほど過ごした後、3年前の3月に最期を看取ることになりました。それから今度はチビを連れて本格的に帰国したのですが、チビも翌年の6月に腎不全などのためお星様になりました。

くまくらさんと猫

今は3頭の猫たちと暮らしているそうですね。

くまくら:チビが亡くなる前に迎えたのが嗣千代(つぐちよ)という男の子の子猫で、「つぐちゃん」とか「つぐちょ」と呼んでいます。つぐちゃんは子猫の時は普通でしたが、成長過程で先天的な問題で下半身が不自由になってしまいましたが、とても生意気で甘えん坊さんで、私たちにとってとても可愛い大事な子です。ツイッターでときどき画像もアップしていますが、フォロワーさんでつぐちゃんファンの方も多いですよ。

あとの2匹はヒナギクコ、ナナツボシコという名前の三毛猫の女の子で、最初は実家の母が里親となってお世話していたのですが、母の病気療養のため一年ほど前からうちで引き取り、彼女たちとも一緒に暮らしています。ヒナコはものすごく活発で生意気、面白い顔をしていますがお姫様扱いの猫です。いつも面白いことを探して誰よりもいろいろなことを発見する好奇心旺盛なタイプ。対してナナコは警戒心が強く、保護当時は触ろうとすると逃げてしまうような猫でした。実家にいた頃も近くに来て甘えたそぶりを見せるのですがなでようとするとさっと逃げしまい、母も触ることが出来なかったんです。うちへ来てから二ヶ月目くらいにして少しずつ心を開いてくれるようになってきたのですが、そんな矢先、ナナコが脱走してしまう出来事が昨年にあったんです。

なんと! でも最終的には無事に保護出来たのですね。

くまくら:その時は毎晩のように近所を探し歩きました。何度かその姿を見かけ、近所にいることは分かっていたのですが、なかなか保護することが出来ず、ごはんで釣ってカゴに入ってもらうというやり方も一度失敗してしまって。もう絶対捕まらないかもと悲観的になってしまったのですが、2カ月半ほど経ってから、ビラ配りなどで協力して下さった方が「捕獲器でお宅の猫ちゃんを保護出来ました」と連絡をくれました。

その後うちへ帰ってきてからナナコは猫がガラッと変わってしまって、急に甘々デレデレになったんです。私が朝出かける時もストーキングしてほっぺたをすりすりしたり、本来あった彼女のユニークで面白い部分が開花したようでした。猫のポテンシャルには本当に驚かされますね。環境や一緒に暮らす人、あるいは出来事などによって潜在的な性格が表に現れたりするということなのでしょうか。

猫のデッサン

過去から現在進行形で続いている猫たちとの暮らし。その中での発見や喜びといった刺激が、くまくらさんの描く猫漫画やイラストにも大いに生かされているのかもしれませんね。シリーズ最終回となる次回4回目は、くまくらさんの考える猫の魅力、そして本格的にスタートされた「1001匹の猫絵プロジェクト」などについてお聞きしてみたいと思います。

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