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猫の漫画やイラスト、グッズで幅広く活躍中の「猫絵描き屋」くまくら珠美さん【1】

ねこ経済新聞出張版

昨年4月からスタートした「ねこ経済新聞出張版」も、おかげさまで連載1周年を迎えることが出来ました。いつもご愛読頂きありがとうございます。取材という形でいろいろな方にお会いし、猫にまつわるお話を聞かせて頂くのは非常に楽しく、また勉強にもなります。記事を通して、読者の皆様にもそんな楽しみを感じて頂いたり、猫との付き合い方などについて何か参考にして頂いたりする部分があれば幸いです。

猫絵描き屋・くまくら珠美さん

さて、そんな気持ちも新たに今回お話を伺ったのは、猫が登場する漫画やイラストを描いているくまくら珠美さんです。自身を「猫絵描き屋」と表現するくまくらさんは、現在も3頭の猫たちと一緒に暮らしています。代表作ともいえる漫画「猫又指南」の執筆連載をはじめ、イラストや絵画、エッセイなどの雑誌への寄稿、さらにはご自身のイラストがモチーフの猫グッズ製作なども。

猫又指南

かわいくもありつつ、ややシュールでシニカルなテイストが特徴的なくまくらさん(以下、くまくら)の猫漫画やイラスト。そのルーツはどんなところにあるのでしょうか。まずはそのあたりのことについてお聞きしてみることにしましょう。

猫のイラスト

小さいころから漫画の題材は猫

くまくら:絵を描くことは小さい頃から好きで、いくつかあった夢のひとつが漫画家になることでした。小学校低学年の頃は親にねだって漫画の描き方の通信教育などを受講していました。小学生の頃はろくに勉強もしないのに漫画のためのノートは何冊も持っていて、暇さえあれば絵を描いている子どもでした。成人してからは小学館発行のトレンドマガジン・DIMEでレイアウトデザイン等の仕事をフリーランスでしながら、休日には漫画やイラストをライフワークとして描いていました。

その頃から漫画の題材はやはり猫だったのでしょうか。

くまくら:はい。私が生まれた時は家に猫はいなかったのですが、中学生くらいの頃に姉が捨て猫を拾ってきたことをきっかけに、その後実家から離れても猫たちと一緒に暮らす生活が続きました。神奈川県の相模原市で暮らしていた時に里親会でもらってきた白黒の女の子の猫、アニスは猫又指南で「ニャーフ」という食いしん坊の猫のモデルになった子で、東京の高円寺に引っ越してから保護したチャービルという女の子の白猫は、同じく猫又指南に登場する「白ちゃん」のモデルになった子でもあります。

猫たち

猫漫画やイラストを描くようになったきっかけ

では現在のように猫の漫画やイラストをお仕事として描かれるようになったのは。

くまくら:キャットシッターのパイオニアである「猫の森」の南里秀子さんが私の漫画を見て下さったのがきっかけです。南里さんには私が一緒に暮らしていた猫たちのシッティングを何度かお願いすることがあったのですが、ある時たまたま私の漫画を見てもらったところ、気に入って下さったんですね。

その後、1999年に出版された「それいけ、キャットシッター!」(双葉社)という南里さんの著書の中で、猫の漫画を描かせて頂くことになりました。それが私の漫画家としてのデビューです。2008年に休刊となってしまった猫雑誌「猫の手帖」で猫又指南を連載させて頂いたのも、南里さんの本をご覧になった編集の方から「うちの雑誌でも描いてくれませんか」とお話を頂いたのがきっかけでした。

それいけキャットシッター

猫の手帖では8年ほど続いた猫又指南の連載ですが、その誕生秘話などはありますか。

くまくら:基本的には「それいけ、キャットシッター!」で描かせて頂いた漫画のテイストとあまり変わりません。特に主人公などは決めずにいろいろなキャラクターを登場させていたのですが、どちらかというと幅広く読者に受けたというよりも、一部のコアな方に気に入って頂けたようです。今でもイベント会場などで「猫の手帖で連載されていた頃からくまくらさんの漫画のファンです」と言って下さる方とお会いすることがあり、とてもありがたく思います。

連載中の時期にアメリカに留学もされていたそうですね。

くまくら:西海岸やニューヨークで暮らしながら、向こうで原稿を描いて送ったりもしていました。西海岸にいた頃は猫と一緒に暮らしてはいなかったのですが、少し猫との生活から離れてみることで、今思えば改めて猫のことを見つめ直す期間になったかもしれません。

私の場合、いわゆる「猫のあるある」を漫画のネタの中心にしていただけではなく、例えば人間社会における不条理さや変なこと、面白いことを猫を使ってシュールに描くという方向性だったので、猫と暮らしていないからネタが思い浮かばないということはありませんでした。

LINEスタンプ「ガハクとねこたち」のイラスト

▲LINEスタンプ「ガハクとねこたち」のイラスト

次回はさらに詳しく猫のお話も

現在は日本に帰国し、海外向けウェブサイトのディレクターやデザイナーもしながら猫の漫画やイラストも描き続けているという多忙なくまくらさん。直近では4月10日に東京都立産業貿易センター台頭館で開催される猫雑貨イベント「ニャンフェス3」でもグッズ販売やイラスト描きでブースを出展される予定だそうですよ。

次回は、そんなくまくらさんの最近のお仕事などを中心に、さらに詳しくお話を伺ってみたいと思います。

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http://nekokeizai.com/

2011年創刊。新聞と名前がついていますが、現時点ではインターネット上のみで運営。ウェブサイトやツイッター、facebookなどを通じて、猫に関するさまざまな地域ニュースなどを日々発信しています。

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