いぬねこトークのアイコン いぬねこトーク「ねこ育て日誌~町蔵と私~」 

その13. 子猫を連れて、お盆に帰省してみれば(前編)

ねこ育て日誌
こんにちは、町蔵です

みなさま、「ものかげ」から、そーっとごあいさつするね。

しゃしんは、「子猫は見た!」をしてるぼくなの。 こんな「ものまね」もできるようになったんだよ。ぼく、「せいちょう」したよね!

きょうは、ちょっと「べつなところ」にいったときのおはなし。
いろんな「にんげん」や、あと、ぼくとおなじくらいの「おおきさ」の、へんなのもいたの。

へんなのって?
それは、「こんかい」のおはなしをよんでね!

子猫の来訪に、家族は大喜び!

子猫の町蔵を保護して20日目、3度目の日曜日。その朝の町蔵は、こんな感じでした。

ちょうど人の足と同じくらいのボリューム感の子猫町蔵

ん、この足は一体誰の足?
それにしても、この頃の町蔵は、ちょうど人の足と同じくらいのボリューム感。

え? この写真は? と不審に思われたでしょうか。「確かこの筆者は一人暮らしのはず。足がこういう位置で写るように、自分で撮るのは不可能なのじゃないか?」と。

その通り。この足は私のではないですし、だいたい私の足の甲には、こんなに毛は生えていません。
これは、私の兄の足です。

なぜ町蔵が兄の足と一緒に写っているのかというと、これは「お盆」の時期だったから。私は町蔵を連れて帰省し、同じく帰省した兄が、町蔵と一緒の部屋で寝ていたからです。

町蔵を保護した当初は、今年の帰省はどうしようかなーと思っていたものの、めきめき元気になった町蔵は、移動で弱らないだろうと判断し、連れて帰省することにしたのです。私鉄を乗り継いで2時間足らず、首都圏内での移動なので、帰省ラッシュもありません。町蔵はおびえて騒ぐこともなく、移動はスムーズでした。

いそいそと、町蔵と一緒に寝る兄貴

実家には、町蔵を保護した当初に電話して、「いや~、子猫保護しちゃってさあ」と言ってありましたから、私が帰省すれば子猫も一緒に来るのは、家族らも知っていました。

そして到着すると、町蔵に家族らはころりと「ヤラれて」しまったのです。兄なぞ、日ごろから人間より動物のほうが付き合いやすそうに見えるくらいですから、「兄貴が町蔵と一緒の部屋で寝ていいよ」と言ったら、いつもは私の言うことなどさらさら聞かないのに、嬉々として言う通りにしていました。

おかげで私は久々に、町蔵に手足をかじられて起こされることなく、たっぷり熟睡できました。そして翌朝、町蔵と兄が一緒にいる部屋を覗いて、撮ったのがこれらの写真です。

腕と比べてこのくらいの小ささ

兄の腕にくっつき、男らしく正々堂々と(?)伸びて眠る町蔵。腕と比べてこのくらいの小ささです。

聞いたことのないような猫なで声で構う姉貴

さて、私には姉もいて、実家の近所に住んでいます。彼女もお盆で実家に来たのですが、町蔵のいる部屋に入り浸りです。彼女も自分の家で猫を飼っているのでしたが、それは大きい猫で、子猫は久々なのです。

町蔵を見て、「いや~ん、なんてちっちゃいの~」と、姉の旦那さんや私らがついぞ聞いたことのないような猫なで声を出し、ジャニーズ系アイドルを見るような視線で、町蔵の動きを追っています。そりゃ確かに婦女子は「かわいい若い男の子」が好きで、町蔵もそうではあるけれども、ちょっと若すぎないでしょうか?

姉は、町蔵の食事のときも隣にくっついて見守っていました。食事の後半、町蔵は食器の表面にフードを押し広げてしまって食べづらそうなので、最後はいつものように、私がフードを指でこそげ、手から食べさせていました。それを見ていた姉は「それやらせて!」と、すごい勢いで言い、私が「ど、どうぞ…」と言うと、姉は自分の手にフードをのせて町蔵に食べさせ始めました。そして、手に町蔵をかじりつかせながら、「あ、コイツちゅうちゅう吸ってる~!」と大はしゃぎです。

このくらいの子猫は、フードも食べますが、母猫がいればおっぱいにもかじりついているころです。町蔵もまだ食べるのが上手でなく、ペースト状のフードは吸うようにして食べたりもするのでした。
 そして、食べている途中で、おなかいっぱいになった町蔵は、ハタリと姉の手に顔を伏せ、寝入ってしまいました。それはいつものことで、私にはおなじみの光景でしたが、姉は「寝ちゃった~、コイツ食べながら寝ちゃったわよぉ! まだ赤ちゃんね~」と、もう大興奮でした。

人のてのひらに盛られたフードを、ちゅうちゅう吸うように食べる子猫

人のてのひらに盛られたフードを、ちゅうちゅう吸うように食べ、食べている間にそのてのひらに顔を伏せ、寝てしまう町蔵。おなかいっぱいになるとすぐ眠ってしまうのは、人間の赤ん坊と同じです。

孫が来たかのようにでれでれする母たち

さて、私の母や叔母も、町蔵を見て、孫が来たかのように相好を崩しています。私がキャットニップ入りのねずみのぬいぐるみで町蔵と遊んでやっていたら、叔母が様子を見にきました。
そして、「あら~、何で遊んでるのぉ?」と、私にではなく町蔵に話しかける口調で言うのです。

椅子の上にキャットニップ入りねずみ、椅子の下には町蔵

椅子の上にキャットニップ入りねずみ、椅子の下には町蔵。
それにしても、畳の上に籐椅子。当家に限らず、「実家」というところのインテリアは、こんなふうに「昭和」なことが多いのはなぜでしょうか?

「キャットニップ入りねずみ」は、当家で町蔵がおもちゃにしていたものです。西洋マタタビとも呼ばれ、猫が大好きなハーブのキャットニップが中に入っています。帰省の移動中に町蔵が退屈しないよう、これをキャリーの中に入れて来たのでした。そのことを説明したら、「まぁ~、お前、おもちゃ持参で来たのぉ~、そぉなの~」と、叔母はやはり私ではなく、町蔵に話しかけるのでした。

キャットニップ入りねずみをおもちゃにして

キャットニップ入りねずみをおもちゃにして、当家ではこんなふうに遊んでいました。顔の前の青いひもが、ねずみのしっぽです。

一方母は、別のおもちゃを町蔵に与えました。
実家には、私が暇にまかせて作った様々な猫のぬいぐるみがあります。母はそのうちの一つを持ってきて、町蔵に見せました。並べてみたら、そのぬいぐるみと町蔵は、いい具合にちょうど同じくらい。いってみれば兄弟猫の大きさです。

猫のぬいぐるみを与えられてきょとん

猫のぬいぐるみを与えられてきょとんとし、びっくり目をカメラに向ける町蔵。でも既に、前肢をしっかりぬいぐるみにかけていて、興味津々。

町蔵はこれにじゃれつき、格好の遊び相手になりました。

「布製兄弟猫」とのけんかごっこを楽しんで

町蔵がぬいぐるみに組みついていると、いい具合にお互い猫キックをし合っている形。大興奮で、「布製兄弟猫」とのけんかごっこを楽しんでいました。

ところで、こんなに皆が喜んで、町蔵をかわいがっているなら、実家で町蔵を育てればいいんじゃない? と思われた読者もおいででしょう。

しかし、それを躊躇するには、いくつかの理由がありました。
さて、その理由は……次回にてご説明いたします(続く)。

>>その12  「ねこ育て日誌」記事一覧 その14<<


蔦谷K

蔦谷K
http://nekokematsuri.blog.shinobi.jp/

生まれたときから身近に居た「猫」をテーマとして、エッセイ、豆本、ハンドクラフト、写真などを製作・発表。
猫をブラッシングして集めた毛が材料のクラフト「猫毛フェルト」を考案し、作り方を紹介した『猫毛フェルトの本』を2009年に出版。同書は好評を博し、台湾、アメリカでも翻訳出版される。その後「猫毛フェルター」として、各地で作品展『猫毛祭り』やワークショップ、猫毛フェルト指人形劇公演などを延べ50回以上開催。
著書に『猫毛愛』(幻冬舎)『猫毛フェルトの本』『もっと猫毛フェルトの本』(以上飛鳥新社)『猫毛フェルト12カ月』(三才ブックス)など。東京都出身。


肉球 「想い出トーク」バックナンバー

猫毛祭り

肉球 筆者最新情報

●【としま ねこまーケット vol.2】出展
・日時:2016年6月19日(日)11:00~17:00
・会場:豊島区役所・区民センター1階 総合展示場
 東京都豊島区東池袋1-20-20
・猫毛出展位置:会場奥のE-3
http://nekokematsuri.blog.shinobi.jp/Entry/596/

●川崎猫毛フェルト教室 猫顔バッジ
・6月22(水)14:00~16:00
・会場:カフェマイム
 川崎市幸区堀川町66-20川崎市産業振興会館2階
・お申し込み・お問い合わせ:メールで bon-neko@mbi.nifty.com へ必要事項明記にて 
・詳細はブログ猫毛祭りへ。
http://nekokematsuri.blog.shinobi.jp/Entry/587/

●猫毛人形教室 世田谷 Gallery Pawpad
・初級(基本の指人形タイプ) 6月26日(日)10:30~12:00
・中級(前肢を揃えた座り姿) 6月26日(日)13:00~15:00
・会場:ギャラリーパウパッド
 世田谷区砧5-23-8(祖師谷大蔵徒歩約5分)
・お申し込み・お問い合わせ:メールで bon-neko@mbi.nifty.com へ必要事項明記にて
・詳細はブログ猫毛祭りへ。
http://nekokematsuri.blog.shinobi.jp/Entry/597/

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