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愛犬と参加できる「ドッグヨーガ」、保護猫カフェで開催する「猫ヨガ」【3】

ねこ経済新聞出張版

今月のコラムでは、ワンちゃんと一緒に呼吸を合わせたりポーズを取ったりするドッグヨーガと、そこから派生して生まれた猫ヨガの取り組みについてご紹介しています。シリーズ3回目の今回は、日本ドッグヨーガ普及協会の大沼則子さん(以下、大沼)とネコ部の部長である池迫美香さん(以下、池迫)に、それぞれの愛猫との想い出や、いぬねこマガジンのテーマでもある「ペットと想い出を残す」ということについてお聞きしてみることに。

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大沼:母親が猫が好きだったこともあり、小さい頃から家には猫がいました。私も生き物が大好きで、他にも金魚など何かしら生き物と一緒に暮らしていて、外でも友達と一緒に野良犬を秘密基地で保護してご飯をあげたりしていました。今思えばそれが自分の動物愛護のルーツだったかもしれません。

幼い頃から歴代4頭の猫たちと暮らしてきました。どの猫との出逢いも運命を感じます。私が本当に辛く苦しい時期にふと目の前に現れてくれ、救ってくれた天使たちです。自分が子猫を拾って、ミルクをあげながらひとりで育てたのは、昨年に亡くなってしまった「ミュータン」という女の子が初めてです。彼女との出逢いも必然で、姪の突然死の悲しみにのみこまれていた時に目の前に現れたのです。それから14年、私を本当に深い愛で包んでくれた人生のパートナーでしたね。とても元気な子で14年間全く病気をしたことはなかったのですが、急に肝臓や脾臓などが悪化してしまい、あっという間に虹の橋へ旅立ってしまいました。本当に頑張って一生懸命生き抜いてくれたし、最期の最期まで一緒に呼吸をして、私の手の中で息を引き取りました。

1年以上経っても未だに想い出しては泣いたりします。けれど私を悲しませるために彼女はやってきたわけではなくて、私にたくさんの幸せと愛と学びを届けに来てくれたのだから、その涙は少しずつあったかい涙に変わっています。ありがとうの気持ちでいっぱいです。今は動物とは暮らしていないのですが、犬も猫も含めていろいろな動物と一緒に仲良く暮らせたら、というのが夢ですね。

猫

池迫:私も物心がついた頃から家には犬や鳥などがいて、一緒に暮らしていました。メインはずっと犬でしたが、猫と暮らしている友達が多かったり、ペットシッターをしていた時も猫を任されたり、振り返ると自分が思っている以上に猫とのつながりがあったように思えます。

猫と一緒に暮らし始めたのは8年前です。「もう一頭飼いたい」という友達に連れられてペットショップに足を運んだ時、いわゆる「運命の出会い」を果たしたのが「うみ」という女の子の猫です。はじめは飼うつもりはなかったのですが、どうしても気になって一緒に暮らすことに決めました。うみはグレーの毛色でおっとりおしとやかなお姫様タイプ、甘えん坊な子ですね。

今は他に「とらのすけ」という男の子、「美里(みり)」という女の子の猫もお迎えし、3頭と一緒に暮らしています。とらのすけはキジシロのやんちゃなパトロール隊長で、半分野生が残っているような性格。強くて優しくて甘えん坊だけれども、何を考えているのかひょうひょうとして良く分からない時が多いです。美里は三毛猫ですが男勝りで気が強く、とても自立している一方で甘えん坊な一面も。3頭で仲良くしてくれていますよ。

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それからもう1頭、昨年に亡くなったのですが「りきまる」という男の子の猫とも3年ほど一緒に暮らしていました。うみと同じロシアンブルーの子で、保護されて私が引き取った当時はガリガリにやせ細っていて、骨格は大きいのに体重は2.5キロしかなかったんです。貧血気味で排泄もひとりで出来ない状態だったのですが、食欲はあったおかげでやがて元気に回復しました。りきまるの名前は「力丸」という船をイメージしてつけたもので、同じロシアンブルーのうみ(海)と力を合わせて強くたくましく生きていってほしい、という願いを込めたものです。

ですが、そんなりきまるとのお別れは突然、予期せぬ形でやってきました。その時は本当に辛く悲しく、苦しい思いをしたのですが、少し経ってから、亡きりきまるに自分だけが悲しいのではないと言うことを教えてもらいました。りきまるだって辛く悲しかった。でも、ずっと悲しんでばかりいてりきまるを心配させてはいけない。毎日元気にやるべきことをやり、一生懸命、一瞬一瞬を大切に生きていくことが彼への恩返しであり、成仏にも繋がるのだと思い、心を強く持つことにしたんです。その強い心、精神は、今もりきまるが心の中で支えとなってくれているからこそだと感じています。

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大沼:愛犬や愛猫が亡くなって一緒に過ごした日々を振り返る時、特別な出来事ではなくて何気ない日常生活の幸せを思い浮かべますよね。実はドッグヨーガのインストラクター講座でも「突然あなたのワンちゃんが余命あと半年と宣告されたら、あなたは何をしますか」と宿題を出します。すると「限られた時間の中で、特に何かをするわけではなく、いつも通り一緒にいます」と答える方がほとんどです。それはペットと生きる本質だと思います。実はいのちを感じて今すぐにでも出来ることなんです。愛犬や愛猫は今しか生きていない。だから私たちも彼らに今120%の意識を向けて一緒の時間を過ごすことが大切だと思いますし、それがドッグヨーガや猫ヨガでお伝えしている“呼吸をあわせて生きること”なのです。

池迫:犬や猫たちが自分の元にやってくるのは、きっと偶然ではなくて必然なんだと思います。家族になった動物には何かの意味があり、共に生活していく中でお互いの魂、精神や心を成長させていくためにお互いに必要な相手なのかもしれません。一緒に暮らしていると楽しいことばかりではなく大変なこともありますが、そういったことを通じてお互いが成長し合えるのでは。いつか必ずやってくるペットとのお別れは、愛が深ければ深いほど辛くなります。ですが、時間の長短ではなくどれだけ一緒に濃い時間を過ごせたかどうか、その内容で後悔の量は変わってくるのではないでしょうか。どうか愛するペットと楽しいときも辛い時も共に生き、幸せを感じながら毎日を過ごして頂きたいと思います。

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ねこ経済新聞

ねこ経済新聞
http://nekokeizai.com/

2011年創刊。新聞と名前がついていますが、現時点ではインターネット上のみで運営。ウェブサイトやツイッター、facebookなどを通じて、猫に関するさまざまな地域ニュースなどを日々発信しています。


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