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愛犬と参加できる「ドッグヨーガ」、保護猫カフェで開催する「猫ヨガ」【1】

ねこ経済新聞出張版

健康法のひとつとして注目が高まり、心身のリラックスやストレス発散、あるいはダイエットにもつながるということで人気のヨガ教室。近年では各地で教室や体験講座が開かれ、継続して実施されている方も増えています。

そんな中で、愛犬と一緒に参加出来る「ドッグヨーガ」、さらには主に保護猫カフェで開催されている「猫ヨガ」というユニークな取り組みがあることをご存じでしょうか? 今回のコラムからは、愛犬家や愛猫家ならより気になるであろうこちらについて、何回かに分けてご紹介していきたいと思います。

大沼則子さんと池迫美香さん

ドッグヨーガと猫ヨガについてお話を聞かせて頂いたのは、日本ドッグヨーガ普及協会の代表である大沼則子さんと、同協会ネコ部の部長である池迫美香さん。大沼さん(以下、大沼)はドッグヨーガの考案者であり、もちろんヨガインストラクターでもいらっしゃいます。池迫さん(以下、池迫)はドッグヨーガのインストラクター養成講座を受講したのちに、ネコヨガ部の部長に就任。ご自身も3頭の猫たちと暮らしている愛猫家です。

ドッグヨーガについて

ドッグヨーガ

 まず先行してスタートしたのがワンちゃんと一緒に行うドッグヨーガとお聞きしましたが、こちらはどのようなものなのでしょうか。

大沼:実は、そもそもヨガには「繋がる、一つになる」という意味があるんですね。ドッグヨーガは簡単に言うと文字通り「犬と繋がる」というもので、体を動かして愛犬と一緒にポーズを取ったり、呼吸を合わせたり、瞑想しながら五感と心を開いて愛犬と一つになり、心身ともに健康になろうというものです。

ヨガと聞くとエクササイズというイメージが強いかもしれませんが、愛犬とあうんの呼吸を見つけて絆をより深めていくための方法や手段、と考えて思ってもらえればと思います。時々「犬がヨガをする」と勘違いされている方もいらっしゃるのですが、ワンちゃんには無理のない範囲で一緒に参加してもらい、飼い主さんが微笑みかけながらポーズを取ったり、時にはポーズのお手伝いをしてもらったりという形です。

 教室は全国各地で開催されているのですね。

大沼:主に東京や神奈川、千葉、埼玉などの首都圏となりますが、北は札幌から南は福岡まで、全国各地にインストラクター養成講座を修了した講師が教室を開催しています。会場は愛犬同伴可能なカフェや公園、ドッグランなどです。

1回の所要時間はだいたい60分から90分程度で、パピーからシニアまで、あるいはチワワからシェパードまで、どんな年齢や犬種のワンちゃんでも一緒に参加できますよ。また、「興味はあるけどうちの子は他のワンちゃんが苦手で、興奮したり過度に吠えてしまったりするので難しそう」という飼い主さんのために、希望があればクラスではなくプライベートレッスンのお申し込みも受け付けています。

猫ヨガについて

猫ヨガ

 では猫ヨガについて概要を教えてください。

池迫:猫ヨガはドッグヨーガから派生して生まれた取り組みで、主に神奈川県川崎市にある「猫式」さんという保護猫カフェで定期的に実施しています。その他、最近では都内の保護猫シェルターや保護猫カフェさんでも開催させて頂いています。

猫ヨガはドッグヨーガとは異なり、参加者に愛猫を連れてきてもらうわけではなく、猫のいる空間でヨガの教室を行い、時には猫の仕草を真似てみたり、猫の気持ちを想像しながらポーズを取ったりというような内容です。

 愛猫と暮らしていない方でも参加できるわけですね。それにしても猫カフェで開催となると、時には猫たちが邪魔してきたりしませんか。

池迫:もちろんそういったこともありますよ。会場内を自由に走り回って追いかけっこをしていたり、ポーズを取っている時に足の間をくぐったり、さらには背中やお腹の上に乗ってきたり(笑)でも、そんな猫たちの自由気ままで自然体な様子を受け入れ、存在を感じながらヨガをするという所に魅力を感じてもらえれば、と思います。

ドッグヨーガと猫ヨガの魅力

ドッグヨーガと猫ヨガ

 ドッグヨーガと猫ヨガ、それぞれどんな魅力やメリットがありますか。

大沼:ドッグヨーガについては、ヨガで飼い主さんの心身がリラックスすると、それが愛犬に伝わり安心感や信頼が深まります。そして愛犬の気持ちが今まで以上に分かりやすくなったり、愛犬の新たな一面も発見できたりしますよ。もちろん心身ともに健康にもなります。

そして教室に参加することで、愛犬が飼い主さん以外の方や他のワンちゃんに徐々に慣れて社会性がついてくるという側面もあります。ドッグヨガは絆が深まり、社会性が増し、健康になれる、一石三鳥の魅力があります。

池迫:ネコヨガの魅力は、何と言っても「ゆるむこと」です。猫を見た瞬間に参加者さんの表情がゆるみ、一瞬にして笑顔になります。表情だけでなく体の筋肉や心まで緊張が解け、呼吸が自然と深くなっていくんです。そんな猫の力を借りてヨガができることが魅力のひとつ。

そして猫との空間を共有することにより、種を超えて共に生きる感覚、いわゆる共生の素晴らしさ、命の尊さを培い、自然の摂理に沿った生き方を育んでいけるということも、ネコヨガの魅力のひとつであると思っています。

大沼:共生や命の尊さを感じ、私たちを生かしてくれる大自然に、あるいは全ての生きものたちに感謝の気持ちを持つ。そういった基本的な部分や目指すところはドッグヨーガも猫ヨガも同じですね。

犬や猫たちにはそれぞれ個性があり、決して全てが私たちの思い通りにはなりません。犬や猫とヨガをするとよく分かります。個性を認め、ありのままに受け入れる。そうすることで「ひとつひとつの命を尊重し、もっと大切にしよう」という優しい気持ちが芽生えるんです。

 参加者にはどんな方が多いのでしょうか。

大沼:ドッグヨーガは「愛犬と一緒に何かしたい」という方が多いですね。お仕事をされている方は、愛犬を自宅で長い時間お留守番させているので、休みの日は散歩やただ一緒にいるだけでなく、もっと深くコミュニケーションを取りたいと参加される方が多いです。

それと、ワンちゃんの社交性を高めたいという方も多くいらっしゃいます。怖がりだったり、他所では落ち着きがなかったり。そういった要素の改善にもつながります。また、最近はドッグトレーナーさんやトリマーさん、動物看護士さん、ペットセラピストさんなど動物のお仕事をされている方も増えてきていますね。

池迫:猫ヨガの場合は、自宅でも愛猫と一緒に暮らしている方はもちろん、自宅では飼えないけど猫が大好きで、猫カフェにはよく足を運んでいるという方も多いです。猫ヨガに参加することで保護猫カフェという存在を初めて知る方も多く、そうした認知の広がりのきっかけにもなればと思います。

猫ヨガでのひとこま

ねこ経済新聞

ねこ経済新聞
http://nekokeizai.com/

2011年創刊。新聞と名前がついていますが、現時点ではインターネット上のみで運営。ウェブサイトやツイッター、facebookなどを通じて、猫に関するさまざまな地域ニュースなどを日々発信しています。


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