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旅先で迷子になった愛猫を2カ月かけて保護!デザイナー望月沙織さん【1】

ねこ経済新聞出張版

家族の一員である愛猫がふとしたことから行方不明に。飼い主さんにとってこれほど悲しくて心配になることはありませんね。たとえ完全室内飼いだとしても、来客対応時などのちょっとした瞬間にドアの隙間から外へ出てしまうこともあり、どんな子も迷子になる可能性は決してゼロではありません。ましてや自宅から遠く離れた旅先で離れ離れになってしまったら、猫自身もきっとどうしていいか分からないでしょうし、飼い主さんもとても気が気でないことと思います。

望月沙織

今回取材させて頂いたデザイナーの望月沙織さん(以下、望月)は、つい昨年の2015年7月にそんな経験をされたばかり。高速道路のサービスエリアで休憩中、同伴の愛猫がまさかの迷子に。それでもご夫婦で協力してほぼ毎日のように現地周辺へ通うなど、あらゆる手を尽くして捜索を展開。およそ2カ月かけてついに無事保護することができたそうです。その時のお話はもちろん、お仕事では猫モチーフのアイテムも手掛けていらっしゃるということで、いろいろとお話を聞かせて頂くことにしました。

アクセントカラー

まずはご自身のお仕事のことについて教えて下さい。

望月:水玉とボーダー&ストライプがモチーフのオリジナルバッグブランド「Saori Mochizuki (サオリモチヅキ)」のデザイナーをしています。以前は日本各地の百貨店での期間限定イベントにおける出店などが主でしたが、2015年3月には東京の中目黒にプライベートサロンとしてのセレクトショップ「Accent Color(アクセント・カラー)」をオープンし、自分の手掛けたアイテムや取り寄せた雑貨の販売も行っています。

ブランドやショップのコンセプトは。

望月:「日常をドラマチックに」をメインコンセプトに掲げています。たとえばいつも通っている通勤の道も、1本脇に逸れてみるだけでちょっとした新たな出会いがありますよね。当たり前だと思っているものも、見方を変えてみると面白くなる。そんな思いをブランドメッセージに込めています。水玉やボーダーは昔から使い尽くされてきたデザインですが、素材としてはありふれていても、それを組み合わせたり自分らしくアレンジしてみたりすることで、新しい見方や魅力が生まれる。それをお客様に伝えていけたらいいな、と思っています。

そこに「猫」という要素も加わっているのですね。

望月:はい。猫は「ちょっとした遊び心も持ってもらいたい」という思いの表れになっていて、私がデザインしたバッグの内側には大体どこかしらにワンポイントで猫がちょこんと隠れているんです。その他にもショップでは作家さんによる猫モチーフの雑貨アイテムなどもいくつか置かせて頂いています。

猫モチーフ

ご自身と猫との関わりについてはいかがですか。やはり小さい頃から一緒に暮らしていたりしたのでしょうか。

望月:家で初めて動物を飼ったのは9歳か10歳の頃で、その時は猫でなく犬でした。その子はすごく長生きで、私が社会人1年目の頃まで一緒だったんです。今も猫と一緒に犬とも暮らしています。一方、猫と暮らすようになったのは3年前の2013年からなので、実はいわゆる猫歴よりも犬歴の方がずっと長いということになります。

なるほど。それでもデザインされたアイテムに主に登場するのは猫の方なのですね。

望月:犬や猫に限らず動物はずっと好きだったので、何かしら物を作る時にモチーフとして入れたいという思いは当初からありました。それで最初は犬をデザインに盛り込んでいたのですが、実はワンちゃんだとお客様に種類をすごく問われてしまうんですね。たとえば柴犬柄のデザインにすると「プードルのはないの?」「チワワは?」といった具合で。かといって全ての要望に応えるには犬種が多すぎて大変です。そこで並行して猫の柄も作ってみたところ、猫好きの方は猫の種類にあまりとらわれずに「かわいい」と喜んで下さいます。そこからだんだんと猫の方にシフトしていった、という流れです。

猫雑貨

デザインをされる時のインスピレーションと言いますか、アイデアというのはどのようにわいてくるのですか。

望月:うーん、私の場合は「ひねり出す」という感じです(笑)水玉やボーダーといった柄をデザインのベースにしていますので、まずはお店でいろいろな生地を見て、50センチや1メートルなどの単位でいろいろ買ってきたものを部屋中にばっと並べます。それから手を動かしてみて、生地を組み合わせていくところからサイズ感も考えて「これはバッグにしたら面白いかな」「これは小物がいいかな」というように、少しずつ形にしていくことが多いです。柄の組み合わせなどは、ぱっと決まる時は本当にすぐに決まりますし、悩む時は1週間以上悩んでしまうこともあります。どちらかというと、やはり前者の時のほうが出来上がりがしっくりくることが多いかもしれません。

お仕事のやりがいや難しさを感じる点はどんなところですか。

望月:良くも悪くも一期一会なところですね。たとえば百貨店のイベントで販売している時も、初めてその場で出会うお客様が相手で、その中で私がデザインしたバッグを気に入って頂くためにいろいろなお話をしたり、お客様がどんなものを求めているのかをお聞きしたりします。おすすめしたアイテムを気に入って頂けた時は特に嬉しいですし、そういったやり取りが楽しくもあり、時には難しさを感じることもあります。

猫アイテム

さて、次回以降はいよいよ今回のメインのお話となる、望月さんが愛猫と一緒に暮らすことになったきっかけや、迷子になってしまった時のエピソードについてお聞きしていきたいと思います。


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