いぬねこ先生通信

ペット(犬・猫)の異物誤飲に注意!

こんにちは。いぬねこ先生です!
先日、当動物病院に一匹の猫ちゃんがやって来ました。朝から頻繁に嘔吐をしていて食欲も無いそう。たしかに見るからに元気がありません。猫ちゃんを連れてきたご家族全員とても心配していました。特に最近ご飯をかえたり中毒を起こすようなものを食べたりしたということもないようです。
お話を聞きながら身体検査を進めていきました。お腹を触ると「おや・・・?!」腸に何かがあり指先に触ります。血液検査に異常はなく、エコー検査で判明が難しかったのでバリウム(増影剤)を使ってレントゲン検査を行うことになりました。
するとバリウムが腸の途中からまったく流れなくなり、通過障害を起こしていることがわかりました。腸に物がつまったまま放置すればその箇所から壊死を起こして、頻繁に嘔吐を繰り返すばかりでなく生死に関わる問題を起こすこともあります。
ご家族に今後の状況次第では開腹手術を実施しなければならないという話をしました。しかし、翌朝にビックリしたことが起こりました!・・・な、なんと!猫ちゃんの便と共に体長10cmほどのトカゲが排出されたのです!!
それは本物のトカゲではなく子どもさんが持っていたゴム製のトカゲのおもちゃで、誤って飲み込んだものが腸に一時的な閉塞を起こしていたのでした。
ワンちゃんもネコちゃんも、思ってもみないものを食べたり飲みこんでしまうことがあります。落ちているものをあっという間に食べられてしまったことはないでしょうか。特に1歳未満のワンちゃんは異物誤飲で動物病院に来院することが多く注意が必要です。
ネコちゃんは、紐などの長いものやビニールを噛んだりする子が多いです。今回はバリウムが消化管を通過する過程で異物が押し流されたというラッキーなケースでしたが、物理的に詰まるようなことはなくても、異物を食べたり飲みこんでしまうことそのものが危険なものもありますので注意してくださいね。
協力:
昭島動物病院(東京都昭島市)
獣医師 岩崎 脩 先生
http://www.aaho.jp/

動物と飼い主様のより良い信頼関係の構築に貢献できるような情報を提供していきたいと思います。

■ 関連する記事 ■
デング熱はペット(犬・猫)に感染する?
ペット(犬・猫)の年齢って?
ペット(犬・猫)と暮らす効果とは?
現役獣医師が執筆!あなたの「気になる」をわかりやすく解説する連載記事一覧

わんにゃん写真検索
オーナー検索


ページトップ