いぬねこ先生通信

デング熱はペット(犬・猫)に感染する?

こんにちは。いぬねこ先生です!
農作業が趣味である私の父がしばらく畑に行ってないことを知り、先日その理由を聞いてみたところ「“てんぐ熱”が心配だからオレは畑には行かん!」とのことでした。この前ふりからもお分かりのように、今回はこの夏に大きなニュースになった『デング熱』の話です。(…お父さん、“てんぐ(天狗)”ではなくて正しくは“デング”だよ...苦笑)
さて、今年の夏、東京の代々木公園やその周辺などを訪れた人にデング熱の感染が相次ぎ、感染者はこれまでに160人に上っています。(2014年10月31日現在)
ウイルスを持つ蚊が見つかった代々木公園は、感染の拡大を防ぐために大部分が閉鎖されましたが、気温が下がり蚊の活動時期が過ぎたことで先日10月31日およそ2か月ぶりに開放されましたね。犬や猫にデング熱が感染するのか心配した方もいらっしゃるのではないでしょうか?
東京都獣医師会は『デング熱のペット動物への感染について』( http://tvma.or.jp/news/2014/09/post-12.html )次のような見解を発表しています。
<以下抜粋>
●デング熱はヒトを含む一部の霊長類で発生している感染症ということができる。
●ヒトと一部の霊長類以外への感染は殆どないと推察する。ただし、感染しないことを証明する報告はない。
●イヌやネコが本病に関して公衆衛生上何らかの役割を演じていると疑われたことはないようである。
●イヌやネコに感染して発症することはないと思われる。
今のところペット動物への影響は心配する必要はなさそうですが、お散歩で蚊と接触する機会が多いワンちゃんの飼い主さんは蚊の予防対策をしていきましょう。
そして蚊が媒介する感染症でイヌやネコで特に問題になるのが『フィラリア症』です。毎月のフィラリア予防を忘れないようにしましょう。まさに感染症もグローバル化、常に国境を越えて広がってくる可能性があります。
デング熱のニュースを聞いて畑仕事に全く行かなくなった私の父は極端ですが、できるだけ防ぐ努力をする、感染経路を絶つためにはどうしたらいいのかを正しく知ることがワンちゃんたちの健康を守るためにも大切ですね。
協力:
昭島動物病院(東京都昭島市)
獣医師 岩崎 脩 先生
http://www.aaho.jp/

動物と飼い主様のより良い信頼関係の構築に貢献できるような情報を提供していきたいと思います。

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